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雲取波に貝散し (クモドリナミニカイチラシ)
152-755EX
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京手描き友禅の雄であり、皇室献上の作品の数々を制作していることで広く知られる藤井寛氏と、二条丸八がコラボレーションした打掛。氏の代名詞である雲取りに愛らしい貝文様をあしらいました。特徴である柔らかく落ち着いた色ではなくインパクトのある色彩が地色に映え、婚礼衣裳らしい格調高い華やかさに満ちています。夫婦円満の象徴である貝文様の中には繊細な手描き友禅により季節の草花や几帳などの文様を優しい色彩で表現。遠で色彩の重なりの豊かさを、近で細やかな意匠の数々と1枚の中に様々な表情を見せる、氏の魅力を存分に詰め込んだ逸品です。
[ 組織、技法 ]
京手描き友禅の雄であり、皇室献上の作品の数々を制作していることで広く知られる藤井寛氏と、二条丸八がコラボレーションした打掛。氏の代名詞である雲取りに愛らしい貝文様をあしらいました。特徴である柔らかく落ち着いた色ではなくインパクトのある色彩が地色に映え、婚礼衣裳らしい格調高い華やかさに満ちています。夫婦円満の象徴である貝文様の中には繊細な手描き友禅により季節の草花や几帳などの文様を優しい色彩で表現。遠で色彩の重なりの豊かさを、近で細やかな意匠の数々と1枚の中に様々な表情を見せる、氏の魅力を存分に詰め込んだ逸品です。
[ 文様の意味 ]
雲取り/大和絵によく見られる表現で、雲で場面を区切る、また高貴な人物の尊顔を隠すなどして用いられている。曲線美がリズム感を生み出す、きものに多く見られる取り方。 貝文様/蛤や帆立貝など、その形や色の美しさから、文様としても多く描かれる貝。なかでも、二枚貝である蛤は、貝殻が決してほかの貝殻と合わないことから、夫婦円満、貞操の象徴として、婚礼道具などに多く見られる。
[ その他 ]
(コンセプト) 友禅作家 藤井寛氏の代名詞・雲取りで全体を構成し、貝文様をポイントに散らして、コントラストを利かした色彩で高級感を演出しました。呉服とはまた違った婚礼衣裳らしい華やかさと藤井寛氏ならではの上品さも表現。