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琳佳百花尽 (リンカヒャッカヅクシ)

110-577G

  • 現物あり

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桃山時代後期から江戸時代に花開いた、独特の表現が魅力の琳派。これまでの日本絵画が中国から端を発したものであるのに対し、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳といった日本の画家から興り発展したこの流派は純粋な日本美術であるとまで言われ、今なお人々に愛されています。今作はその美しさを織り成すため、琳派表現の特徴である、大胆に省略した花々を柔らかな抑揚ある線で伸びやかに描き、様々な色糸を緻密かつ複雑に組み上げ繊細なぼかしを表現しています。これは荒伏という他の織物に比べて少ない本数の経糸で緯糸を抑えるという織技法だからこそできるもの。経糸が緯糸に重なり、色がぼやけてしまうという織物の弱点を抑えて、糸色の美しさそのままに織り上げられています。香しい花々は鮮やかな色にあえて落ち着きある色を合わせてより奥行きと深みを増し、華やかさの中に自然に包まれるような優しさを感じさせます。日本人が古くより愛した自然美を江戸時代の審美眼を通し織り上げた一品です。

[ 組織、技法 ]

桃山時代後期から江戸時代に花開いた、独特の表現が魅力の琳派。これまでの日本絵画が中国から端を発したものであるのに対し、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳といった日本の画家から興り発展したこの流派は純粋な日本美術であるとまで言われ、今なお人々に愛されています。今作はその美しさを織り成すため、琳派表現の特徴である、大胆に省略した花々を柔らかな抑揚ある線で伸びやかに描き、様々な色糸を緻密かつ複雑に組み上げ繊細なぼかしを表現しています。これは荒伏という他の織物に比べて少ない本数の経糸で緯糸を抑えるという織技法だからこそできるもの。経糸が緯糸に重なり、色がぼやけてしまうという織物の弱点を抑えて、糸色の美しさそのままに織り上げられています。香しい花々は鮮やかな色にあえて落ち着きある色を合わせてより奥行きと深みを増し、華やかさの中に自然に包まれるような優しさを感じさせます。日本人が古くより愛した自然美を江戸時代の審美眼を通し織り上げた一品です。

[ 文様の意味 ]

芍薬は「立てば芍薬」の言葉があるように美しさの象徴。牡丹は、美しくあでやかであることから百花の王と尊ばれてきた。豊かな花の様子は富貴の象徴。藤は蔓を伸ばし広がる様から繁栄を意味する。菊は古くから愛され、菊を浸した水を飲むと長生きするといい、重陽の節句(9月9日)に菊酒を飲むという風習があったことから延命長寿の象徴とされるようになる。皇室の紋章のモチーフでもある。梅は歳寒三友のひとつ。寒い中に美しい花を咲かせることから忍耐をあらわし、春を告げる花とも。

[ その他 ]

(コンセプト) 琳派表現の美しさを打掛に織り上げることを目指して制作。独特の表現を研究し、絵具のにじみや、抑揚あるのびのびとした線、デフォルメされた形を図案・織り組織・織り方・色の合わせ方など綿密に組み立て、一貫生産だからこそ成しえる高いレベルでの織表現で美しさを追求した。