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大熨斗青海波文(オオノシセイカイハモン)

110-511R

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江戸時代を代表する振袖「束熨斗文様」から着想を得たこの意匠は、豪華さと躍動感があります。西陣の最高級である唐織で整織した、美術的にも価値のある逸品です。 熨斗は長寿をあらわし、その熨斗に牡丹、菊、桐、鶴、鳳凰、宝尽し、蝶々等の吉祥文様を配しています。青海波は静海とも書き青海は平安をあらわし、婚礼に最もふさわしい打掛です。

[ 組織、技法 ]

江戸時代を代表する振袖「束熨斗文様」から着想を得たこの意匠は、豪華さと躍動感があります。西陣の最高級である唐織で整織した、美術的にも価値のある逸品です。 熨斗は長寿をあらわし、その熨斗に牡丹、菊、桐、鶴、鳳凰、宝尽し、蝶々等の吉祥文様を配しています。青海波は静海とも書き青海は平安をあらわし、婚礼に最もふさわしい打掛です。

[ 文様の意味 ]

熨斗とはアワビの肉を薄くそいで引き伸ばして乾燥させたものをいい、古来より儀式の肴に用いた。これを細長く折りたたんだ熨斗紙に挟み、熨す(のす)、延ばすところから、延命長寿の願いを込めて婚礼の結納品や進物などに添えられた。その熨斗に牡丹、菊、桐、鶴、鳳凰、宝尽し、蝶々等の吉祥文様を配し大胆に束ねた意匠。青海波は静海とも書き、青海は平安をあらわす吉祥文様。

[ その他 ]

●コンセプト 元禄期 重要文化財 束熨斗文様振袖をモチーフに、かつ裾部分に青海波を配した。 江戸時代を代表する意匠、大胆に配された束ね熨斗は躍動感に富み、堂々とした風格がある。青海波で安定感を加味し雲取りで地に変化をつけた。友禅の柄を、豪華絢爛でボリュームがある唐織の総絵羽で整織した。