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雲取四季爛漫 (クモドリシキランマン)

110-534R

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切箔をちらした雲取地に、四季折々の花々が咲き誇る様を、総絵羽で表した緞子織の打掛。和の愛らしさを全面に散らした柄行は、上は大振りの桜と梅、下は牡丹や菊をあらわし、また、随所に配された南天や藤など細やかな文様がアクセントとなっている。総絵羽でこそ表される構図が、一枚の中に単調にならない華やかさと動きを与える。

[ 組織、技法 ]

切箔をちらした雲取地に、四季折々の花々が咲き誇る様を、総絵羽で表した緞子織の打掛。和の愛らしさを全面に散らした柄行は、上は大振りの桜と梅、下は牡丹や菊をあらわし、また、随所に配された南天や藤など細やかな文様がアクセントとなっている。総絵羽でこそ表される構図が、一枚の中に単調にならない華やかさと動きを与える。

[ 文様の意味 ]

牡丹/富貴 菊/長寿 桜/人生の春 藤/繁栄 南天/難を転ずる 梅/清廉・歳寒三友のひとつ 椿/神聖 紅葉/色づいた楓・美しさの絶頂

[ その他 ]

(コンセプト) つややかな緞子地には、花の盛りを極めた四季折々の花をふんだんにあしらい、明るい色合いで、愛らしく、着こなしやすい一枚に仕上げた。和の愛らしいイメージを織物ならではのボリュームとともに表し、華やいだ一枚になるよう心掛けた。