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疋田道長花車文 (ヒッタミチナガハナグルマモン)

153-722BD

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四季折々の花々を満載した花車が、花嫁様の幸せを表すかのような明るく華やいだ一枚。牡丹は富貴、菊は重陽、疋田で表された松は長寿とおめでたづくしな吉祥文様の柄行きは、道長取りで場面が取られ、様々な地色に金彩…と息をつかせない豪華さが魅力。和の正統派を感じさせる、朱色を基調にした花車は金駒刺繍、横振刺繍、金彩で深みを増して、疋田の絞りは立体感がふっくらと衣裳に独特の立体感と和の愛らしさを感じさせます。

[ 組織、技法 ]

四季折々の花々を満載した花車が、花嫁様の幸せを表すかのような明るく華やいだ一枚。牡丹は富貴、菊は重陽、疋田で表された松は長寿とおめでたづくしな吉祥文様の柄行きは、道長取りで場面が取られ、様々な地色に金彩…と息をつかせない豪華さが魅力。和の正統派を感じさせる、朱色を基調にした花車は金駒刺繍、横振刺繍、金彩で深みを増して、疋田の絞りは立体感がふっくらと衣裳に独特の立体感と和の愛らしさを感じさせます。

[ 文様の意味 ]

牡丹は、美しくあでやかであることから百花の王と尊ばれてきた。豊かな花の様子は富貴の象徴。菊は古くから愛され、藤は広がり延びる様から繁栄を、菊を浸した水を飲むと長生きするといい、重陽の節句(9月9日)に菊酒を飲むという風習があったことから延命長寿の象徴とされるようになる。皇室の紋章のモチーフでもある。松は四季を通じて変わらない緑を保つことから常盤緑とも言われ、長寿を象徴する。

[ その他 ]

(コンセプト) 道長取りという継ぎ紙のように斜めに場面を区切った構図の取り方で地に抑揚と流れを持たせ、花車をあしらい、アンティークな雰囲気の中でも和の正統派を目指した一枚。地の疋田、金彩、と息をつかせぬ柄行きは、当時の衣裳全面を柄で埋め尽くしていた意匠を元に、花車をしっかりとポイントに置くことで、ただ豪華なだけではない、打掛らしい美しさにもこだわりを持った。